2012年10月20日

「第16回 軽井沢ふるさと探検隊」(10月13日)報告

第16回 軽井沢ふるさと探検隊 タリアセンで自然体験!その2
「森で見つける宝もの〜樹皮紙すきで作品作り〜」
10月13日(土)午後1時〜開催しました。
事前準備は朝9時から開始。お天気は晴天!この秋、朝一番の冷えこみでした。少し風があり寒さを感じましたが、軽トラック山ほどある道具と材料を会場のタリアセン・中の島まで搬入するうちに、しっかり暖かくなりました。(講師スタン・アンダソンさんによる道具と材料です。重い重い平な石を何枚も・・・スタンさんしか持てませんでした〜すみません!)

午後1時、タリアセン・中の島に参加者集合。あいさつ、イベント説明を受けて始まりました。
参加者は大人13名、子供5名、講師1名、スタッフ5名の計24名。ほか保護者さんと小さなお子さんも一緒に。
池のところにある中の島、ここには昔からある樹や植物がたくさんあり、池にはかなりの数のカモがいます。そこを参加者みんなで歩き宝物探し。紙すきにすき込む物を集めるのに、何か良いものがないかとあちこち探してみると・・・カモなどの鳥の羽根、木の実や松ぼっくり、紅葉している落ち葉に、キノコ・・・いろいろなもの。散策は20分程でしたが、みんな沢山宝物を集めました。これらと自分で持ってきてくれた宝物や、スタッフが用意してくれた物と、これから作る紙、樹皮を材料とする紙すきにすき込みます。

いよいよ紙作り。まず用意された平たい石の上で事前に煮込まれた樹皮(ヒノキ、クワ、サクラ、スギなど)を木で作られた道具でたたきます。すごくワイルドで原始人になったようなつもりで、ドンドン!トントン!子供も大人もいつのまにか無言でたたくことに夢中。沢山の量の樹皮を、細かい繊維になるまでたたかなければならないから、腕の疲れもピークに!かれこれ40分ほどの時間をかけました。(写真参照)

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全体休憩をとった後に、今度は水をはったブルーシートの方へ。各自与えられた枠組を使って、または枝で輪を作って、その枠に網戸に使われる網をちょうど良いサイズに画びょうで止めます。それを水の中につけて、細かくなった樹皮を(紙漉きのつなぎとして、のりうつぎの樹液が混ぜられた)、講師の指導のもとに網の上に慎重においていきます。(写真参照)

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みんなさっきまでトントンとワイルドに樹皮をたたいていたけど、今度はとっても慎重〜静かに・・樹皮を大事においていきます。これが紙漉き!?まだなんだかよくわからないよね〜何ができるのか?続けて続けて・・・やっととっておきの宝物を樹皮の上に好きなだけおいて・・・ちょっと埋め込んでみて、そして全体に形を整える。(写真参照)

枠を上にあげて、水をよくきって、少し斜めに置こう。今日はここまででおしまい!

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この後は、スタッフが翌日から天日干し、お日様に当てよく乾かしてから枠からはずして、皆さんにお渡しします!

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普段できない体験が気軽にできた、樹皮たたきはストレス発散、発想の転換・・・いろいろな感想が参加者から上がりました。ユニークなスタイルの紙づくり体験から、それぞれに発見があったようで、楽しいイベントとなりました。皆さまご参加大変ありがとうございました!

当初は午後4時にイベントを終える予定でした。今回は水を使っての作業、日が陰る夕方頃の参加者さんの体調が気になります。早め早めで駆け足気味で進行させていただきました。ちょっと物たりないこととなったかもしれませんが、全工程・仕上げまで順調に無事終えて、3時半頃に終了あいさつができ、解散することができました。その後、講師、スタッフで片付け・搬出。5時には完全に終えることができました。
タリアセンさんのご協力あって池の島での開催ができました。何より沢山の準備をしてくれたスタンさんのお陰で行えました。大変ありがとうございました。
a_kigi
posted by 事務局 at 15:50| なんでも日記