H.24.8.20 山岸 記 (以下、3回に分けて送ります。( )内は、編集部で付けた説明です。) 1 さあ草刈りです 前日の雨天延期、当日も明け方近くまでの雨で今日も延期かなと思いながらメールを 見たが延期の連絡は無く、急いで顔を洗って出発したのが4時半過ぎ。 久しぶりの作業衣、薄手の雨合羽に長ぐつ、首にはタオルに頭にシャッポ(古い・・) の重装備。 集合した車は6台、数珠繋がりで草刈り現場の三ツ石近くの国有林までほぼ数分。 軽井沢に住んでいてもこんなに近くでこんなに鬱蒼とした森に入るのは 初めてで、 一人であったら迷ったのかな?と思うほど。 数分後、そこだけぽっかりと空が抜けている草原、とは言ってもヤブに近いかな、 に出た。既に、このプロジェクトのリーダーである岐阜大学の津田先生ほか何人かが 待っており、計12人。(後から1一人参加で、13人でした。) 広さはどれぐらいでしょうか。この場所は数年前の台風による倒木の跡地で、4年前 から再草原化の実験地として選ばれたそうです。 (↓2007年の台風で倒れたカラマツ林の状況) 全体を3分割し、1/3はそのまま、1/3は2年に1度、残る1/3は毎年草刈りをし、 継続的に観察を続けて来たとのこと。
植物の採集・移植はしないで!) (奥の部分が4年間刈り取りをしない放置区。雨の多い日本では森林化する。人間が 手を入れないと「半自然草原」は維持できないことがわかる。) そのままの部分(↑写真)は既に2M以上に成長したタラの木などの雑木が繁り、 2年に一度の草刈りエリアでは野バラや萩、などの草丈の低い植物に交じってススキが かなり交じっていた。 毎年草刈りをしているエリアでは、かなり草原という雰囲気が感じられた。 ビーバー部隊7人がエンジン音をたてて草刈りを開始したのは5時半を少し回った頃で しょうか。 機械を持たない私をはじめ5人は刈られた草などを道路脇まで搬出 する役割です。 約1時間後に少し休憩、その後更に1時間超の作業は正直思ったより老体にはかなりキツイ。 休憩の際の冷たい飲み物、茶菓子、それに会員さんが作ったブルーベリーでホット一息。 黙々と作業を続けたが、天候も回復し、気温が上がると汗が体中を流れ始め、7時半ごろ には疲れがピークに。足が段々上がらずに何度も切り株で転倒寸前、アブナイアブナイ。 (コードではススキに太刀打ちできない!急きょ、金属刃に交換) その間、萩・ヒヨドリバナ(フジバカマによく似た)などの野花を楽しんだり、 野バラの実をつまんでみたり(酸っぱくておいしいとは言えなかったが・・)、草の香り いっぱいの2時間超の作業だった。 (こんな草の山が至る所にできる。搬出が大変、でもおかげで埋土種子が発芽できる。) |
2012年08月22日
サクラソウ会議主催の再草原化実験プロジェクトの草刈りに参加して
posted by 事務局 at 17:23| なんでも日記