軽井沢ふるさと探検隊
<虫の冬ごし大作戦!北杜夫さんの愛した虫の世界>
ほんの少し春を感じられた3月24日に、大人10名、子供12名で行われた。
虫の冬ごし大作戦!
軽井沢高原文庫内にて、信州甲虫研究会会長の平沢伴明さんから、なぜ、虫の世界に関わった経緯や、虫に向けられる興味や愛情など、楽しいお話を聞きました。平沢さんは子供の頃から虫に夢中に成っていて虫とともに成長された少年だったそうです。
また、25年ほど前から親しく交流されていた、「どくとるマンボウ昆虫記」の作者、北杜夫さんが、どの様な方だったのか語られ、ご自身が北杜夫さんの昆虫記などに大きく影響されて昆虫学を続けられたそうです。そして、沖縄で見つけた新種のコガネムシに、その感謝の気持ちを込めて、北杜夫さんにちなんだ「マンボウビロウドコガネ」と名前をつけられたそうです。また、虫の世界に入る進路に対し後押しをして下さったお母様の名前を付けられたと聞き、平沢さんの周りの方への深い感謝と愛情が伝わってきて、とても暖かい気持ちになりました。
軽井沢にもまだ新種の虫がいるそうなので、
頑張って探し出し素敵な名前をつけませんか!!
子供たちは、平沢さんが飼育しているカブトムシ、ヘラクレスの成虫と幼虫の観察をしながら、興味深そうに平沢さんのお話を聞いていました。
子供って好きなんですね、、、カブトムシが!
いよいよ外に出て、冬ごし中の虫たちを観察しましょう!
昨年の秋にこもを巻き付けておいた木を取り囲み、そっとこもをはぎ取っていくと虫たちが、モゾモゾと動き出し、『いた!いた!』と歓声が上がりました。
平沢さんから、木の表面が、ツルツルとしているよりデコボコしている方が集まってくるし、北側の方が集まる。北側は寒いが木の南側より温度差が少ないので、虫にとっては過ごしやすいのだと言う事を教えていただき、妙に納得!あらためて、虫たちの生きる知恵(?)に感心させられました。
また、採取する方法など教えていただくと、子供たちは、早速、何か虫はいないかと腐った倒木の皮を剥いだり、落ち葉の下を掘ったりし虫を探し求めていました。あちらこちらから発見の声が上がり、大人も子供も、昆虫学者気分でした。^^♪♪

この子供たちの中から、将来、昆虫学者が現れるかもしれません。
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